タグ・アーカイブ: 小久保監督

先日行われた侍ジャパンのメキシコ、オランダとの強化試合。全試合テレビ中継されたもののすべて10%以下の視聴率となり、「小久保監督では数字がとれない」という見出しのネットニュースが流れていました。記事では「松井監督待望論」ともあり、東京五輪を控え、ゴジラ松井の監督就任を期待する声が掲載されていました。

確かに人気だけを考えるならば松井監督はまさに適任でしょう。現役時代のスター性も申し分ないですし、松井氏の持っている強運から言えば東京五輪でもいい方向に行くような気もします。しかし、松井氏は現在ヤンキースのGM特別アドバイザーを務めてはいるものの、指導者としてはいまだ未知数の存在であり、現実的な問題としてそれほど楽観的にいい方向に行くとは思えません。

現在侍ジャパンは常設化を目指していることから現役の監督が指揮を執るのは難しそうです。そもそもこの常設化というのも名前だけが常設化しているようなもので、実際のところシーズン中はほとんど活動できないのが実態です。このような状況下で小久保監督の指導力をとやかく言うのも少し小久保監督には酷な話なような気がします。

サッカー日本代表のようにシーズン中でも選手を招集できるわけでもないので、監督の人選もさることながら、そのあたりの常設化をするための周辺環境の整備の方がもっと大切なのではないでしょうか。

小久保監督自身選手時代のキャプテンシーをみれば必ずしも不適任とは言えず、今回も本大会ではなく強化試合という位置づけなのですから、緊迫感などが同日に放送されたサッカーワールドカップアジア予選直前の親善試合とはおのずと違い、そのあたりが視聴率にも影響しているのではないかと思います。

今回の試合にはメジャーリーガーの参加はありませんでしたし、内容的にも接戦のようにも見えますが、大谷選手以外あまりみるべきものがなかったような気もします。WBC本大会になれば、おのずと視聴率も上がってくると思います。視聴率を取るための監督選びではなく、視聴者が白熱するゲームができる監督選びが重要となるでしょう。